EMILIO PUCCI しみ抜き事例

emilio pucci-シルクスカートしみ抜き-

emilio pucci-絹スカートのクリーニング-

美しい光沢感と手触りが人気のシルク100%は、身近なものでいえばネクタイ、スカーフ、シャツ、ブラウス、ワンピースなどのお洒落着の他、訪問着や留め袖等の着物の素材としても有名ですが、シミができてしまうと取り扱い難易度が高くなります。今回の依頼品はシミになってからかなり時間経過していたので、うっすら残ってしまいましたが、出来る限りの染み抜きを行いました。

今回は絹・シルク製品にシミが付いた時の注意点と、応急処置を解説していきます。

絹の衣類にシミ!まずやるべきポイント

外出先等で絹の服にシミを作ったら、まずは慌てず以下の応急処置を行います。これは絹に限らずほとんどのシミで有効です。

1.大きな汚れを取り、水分を吸い取る

マヨネーズ等のゲル状の汚れが残っている場合は、ティッシュ等でそっとつまむように汚れを取るか、硬めの紙があればすくい取ります。その後、ハンカチでシミ部分を軽くトントンと叩くようにして、シミに含まれる水分を取っていきましょう。

ワイン・コーヒー等の水溶性のシミの場合、水分を丁寧に取ることで色素が繊維に残るのをかなり防げます。

2.硬く絞ったタオルで軽く叩く

今度は水で濡らして硬く絞ったハンカチ等ででシミ部分を同じようにトントンと叩いて、色素をハンカチに移していきます。常にキレイな部分がシミに当たるようにして、ハンカチに汚れを移すことを意識しましょう。この時に決して擦らないでください。

NG行為 ①擦る ②お湯を使う ③洗面所等の石けん等を使う

その後、乾いたハンカチかタオルで更に叩いて水分をもう一度取ります。

以上が外出先で出来る応急処置になります。その後はクリーニング屋さんにお任せください。品質表示がない場合は絹製品ということも一緒に伝えてあげるとより慎重に対応してくれるかと思います。

おわりに

絹は蚕(かいこ)の吐く繭からできていますが、実はこの天然繊維のほとんどは私達の「髪」や「肌」と同じタンパク質(アミノ酸)で成り立っています。

しかもそのアミノ酸は私達の髪や肌よりもずっと作りが繊細で、言うなれば「超敏感肌」のような繊維が絹なんですね。お湯を使ったり、強い洗剤を使ったりするとタンパク質が壊れてしまいます。

縮む恐れがあるだけでなく、せっかくの絹の美しい光沢感や風合いが無くなってしまうんですね。気軽に着られる絹混紡のインナー類であれば、比較的簡単に対処できますが、ブランド物の高級衣類の場合には、ほんの少しの変色や風合い変化等が一大事…ということになります。我々クリーニング業者も絹の取扱にはとても気を遣うものなので、無理せずクリーニング店に依頼することをおすすめします。

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