ブラウス襟の黄ばみ直し
いつも読んでいただき誠にありがとうございます。
今回は綿ブラウスの襟の黄ばみ直しです。こちらのブラウスの襟はワイシャツによく見られるトップヒューズ芯と呼ばれる完全接着芯ではないので、ワイシャツの襟にような黒ずみが無くそこまで苦労せずにキレイになりました。洋服を購入する際に襟のつくりなんて見てられないでしょうが念のため下に芯地についてまとめておきますのでよろしければそちらもご覧ください。シャツ選びで、色、柄、デザイン、素材だけでなく、使われている芯地のことも気にすると、着心地の良いシャツや長持ちするシャツ選びに役立ちます。
芯地の使用部分
1.襟 2.カフス 3.前立て
1.フラシ芯
芯地が生地に接着していないので風合いが良く着心地に優れますが、アイロンがけがやや難しいです。高度な縫製技術を必要としており、クラシカルブランドの高級素材を使用した製品に多く用いられています。
2.完全接着芯
トップヒューズ芯とも呼ばれます。高密度ポリエチレン系の接着樹脂を使用しており、半永久的に生地に接着するので形態安定シャツのような大量生産品に適しています。そのためシャツの価格が比較的安く、取り扱いが便利な商品にはこの芯地が多く、現在日本国内で販売されているワイシャツの約90%に使われています。
3.仮接着芯
水溶性のPVA(ポリビニルアルコール)を接着樹脂として使用しているので、家庭洗濯で簡単に溶けフラシ芯と同じ状態になります。
但し、ドライクリーニングでは解けないので注意が必要です。主にカジュアルシャツなどに使われています。